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2009年09月09日

親と違う子育て

(前略)
はじめは「弓さん、元気か」の挨拶が、

「亮さん、生きてるか」と
カツオ漁師の荒っぽいが親愛をこめた口ぶりに変わっていた。



山崎 豊子著「運命の人(四)」 (文藝春秋)





夏休みの1ヵ月半のうち、
3週間は子どもたちを実家に預け、

2週間は千葉の両親に我が家に来てもらって、

私が昼間、仕事をしている間、
子どものめんどうを見てもらっていた。


そして9月になって新学期が始まり、
再び、
母子3人の生活に戻った。



子どもにどなってばかり、
たたいてばかり、
怒ってばかりのお母さんをやめようと、

何百回目かの決意をして迎えた9月だったけれど・・・。





学校が休みの土曜日に、
庭に干しておいた敷布団3枚をしまっておいてねと、

仕事に出かける前に私は、
息子に頼んでおいた。


ところが夕方5時に、
老人福祉施設の利用者の送迎中に、

私の家の前を車で通った職場の同僚が、

「まだ、布団が干してあったよ」

と教えてくれた。



それで私は6時に帰宅すると、
息子に何時ごろ布団をしまったのか、聞いてみた。

すると、
「3時ごろ」
と答えるではないか!


職場の人が5時に布団を見たと言っていたよ、
と私が言っても、

「3時にしまった」

と息子が言い張るので、
私は息子を信じることにした。



ところが、
夜7時近くに友人宅から戻ってきた娘が、

「5時にはまだ、布団が干してあったよ」

と教えてくれた。



私はすぐに息子を呼びつけ、

「妹が、5時に布団を見たって言っているよ?
おまえは、私にウソをついたのか?」

とどなった。


息子は観念したのか、
今度は5時過ぎに布団を取り込んだことを認めた。



夕方寒くなってから、
布団を取り込んだことも残念だったけれど、

息子が私にウソをついたことが、何より許せなかった。




「おまえは、私をだましても平気なのか?」

「ウソがばれないで、
お母さんに怒られなければ、それでいいのか?」


私は息子の頬を2回、思い切りはたいた。



私は怒って、
どなりまくった。






その翌日も、
私は息子をたたいた。


私と娘がサッカー部の試合に出かけてる間に、
るすばんをしていた息子が、

カップラーメンを食べたのに、私に報告しなかったから。



カップラーメンを買い置きする私が悪いのか、

だけど、
カップラーメンは健康によくないと思っているから、

息子が勝手に、
黙って食べたことが許せなかったの・・・。




その晩は、
3人でもんじゃ焼きを食べに行く予定だったのに、

息子は私と一緒に来なかった。


一人で留守番をして、
レトルトのカレーを食べた。



もんじゃ焼きの店から、私は電話したの。

「コーラ、飲む?
かき氷、食べる?
焼きそば、食べるかい?」

と、
息子がもんじゃ焼きのお店に来るように誘ったけれど、

怒って泣いていた息子は、
とうとう来なかった。




私は、育児に行き詰っている。


楽しい親子関係に、
いろんな話のできる親子になりたいのに、

ちっともうまくいかない。



苦しくて、
悲しくて、
自分が情けない。




でも、
行き詰るって、すばらいいこと。


今のままの私でいてはいけない、
ということだけは、

わかるから。



じゃあ、どうしたらいい?





今日ね、
私が働いている老人福祉施設のおばあさんと話をしたの。


もうすぐ80歳になるというその人は、
争いごとが嫌いだから、

一度も夫婦ゲンカをしたことがなく、
子どもを怒ったこともほとんどなかったと言うの。



ご主人が亡くなる前に、
彼女にこう言ってくれたんだって。

「おまえ(が妻)だったからこそ、
(ワンマンの)俺とうまくやってこれたんだな」




彼女はケンカしたくないから、

「自分がバカになって、
(夫から)白なのに黒と言われても、
ハイハイとやってあげた」

と言った。


だから子どもが二人ともとても素直に育ち、
子育てで苦労したことがなかったと言う。




もうひとりのおばあさんとも、
子育てについて話をしたんだけれど、

クソまじめな自分がバカになって、
子どもが自分の思うとおりに行動しなくても、
許してあげることも必要なのか、

と思った。


けれど、なぜそれが、
私はできないのか?




それは、
私が怒ることが愛情だと考えていた両親に育てられたから。

怒らないで子どもを育てる環境を、
体験していないからだった。


だからいくら頭で、
怒らないママになりたいと思っても、
なれなかった。




だから、私、決意したの。

自分の親とは違うやり方で、
子どもを育てるって。



それは、
私が結婚する前から思っていたこと。

でも、
改めて決意するネ。




もし、またうまくいかなくても、
また、
怒らないママになる!と心に誓おう。


ストレスを子どもに八つ当たりしないママになるために、
何度でもできるまで、
決意して、がんばろう。




将来、私が一人暮らしの老人になったとき、
子どもがやさしく私に気遣ってくれるような、

そんな親子関係でいたいから。


(そうではない親子関係の老人を、職場で何人か見ているから。
だからわが子が、
親にひどいことをするような大人になってほしくないから)



 = = = = = = = = = = = = = = = = = =



今日も読んでくださったあなた、いつも応援ありがとうございます!!





さて今日の本は、
山崎 豊子著「運命の人(四)」 (文藝春秋)です。
http://tinyurl.com/lgz5jo


新聞記者が裁判にかけられ、
仕事もやめ、夫婦もバラバラになり、

やがてたどり着いたのは、沖縄でした。


その沖縄で出会ったものは、
かつて沖縄返還について取材しながら、
見えていなかった沖縄の戦後の厳しい現実でした。


そして、
「外務省機密漏洩事件」の真相が、
アメリカからもたらされたのでした・・・。



「運命の人」全4巻の最終巻です。

4巻目は舞台が沖縄に移り、
戦後10年たってもまだ、
”本土”とは格差のある沖縄の悲しみが伝わってきました。















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  • posted by 成功 at 22:51 | Comment(1) | 育児
    この記事へのコメント

    ノドの奥でキュキュッとチヌコを絞めるテク、あれ何てワザなの?
    突然使われたからびっくりして「はわわー!!」ってアホ声出しながらドッピュドピュしちゃったよwww
    つか今 ま で に 感 じ た こ と 無 い 快 感だからどう表現したらいいか分からんし!!(;´・ω・`)
    ま、とりあえずめっちゃ気持ち良かったのは間違いないwwwww

    http://bull.WAoooon.net/vptgaba/
    Posted by 夢みるニート at 2009年09月19日 12:53
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